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挽
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ひき
ふりがな文庫
“
挽
(
ひき
)” の例文
平次は
襷
(
たすき
)
を外して、火のない長火鉢の前へ來ると、煙管の
雁首
(
がんくび
)
を延ばして、遙か彼方の
挽
(
ひき
)
物細工の貧乏臭い煙草入を引寄せるのでした。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これをしないのはわずか数人を出ない資産家か、反対に
日傭取
(
ひようとり
)
や馬車
挽
(
ひき
)
などに限られている。
和紙
(新字新仮名)
/
東野辺薫
(著)
「勲八等、功八級」の父に、一時金百五十円の金が、おかみから
下
(
さが
)
った。凱旋早々から
日傭稼
(
ひやとい
)
にもあまり出られないでいた父は、その金を資本にして荷馬車
挽
(
ひき
)
を始めることにした。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
己
(
おら
)
ア此の通り姿を変えて人力
挽
(
ひき
)
、何んでも
手前
(
てめえ
)
が上州路に居ると聞いたから、草津か、沢渡か、伊香保にでも居るかと思って居たのよ、
併
(
しか
)
し
己
(
おれ
)
も
危
(
あぶね
)
え身の上だが、渋川へ来て車夫になって
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
挽
漢検準1級
部首:⼿
10画
“挽”を含む語句
挽回
挽歌
挽割
鋸挽
木挽町
木挽
挽割麦
粉挽
挽茶
挽物
車挽
臼挽
荒挽
挽地物
推挽
挽出
挽馬
櫛挽
挽割麥
挽臼
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