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振撒
ふりがな文庫
“振撒”の読み方と例文
読み方
割合
ふりま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふりま
(逆引き)
主人
(
あるじ
)
に代って、
店頭
(
みせさき
)
に坐ってお客にお世辞を
振撒
(
ふりま
)
いたり、気の合った
内儀
(
かみ
)
さんの
背後
(
うしろ
)
へまわって髪を
取
(
とり
)
あげてやったりした。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
就中
(
なかんずく
)
喫茶店は、貴婦人社会にさるものありと
衆
(
ひと
)
も
識
(
し
)
りたる深川綾子、花の
盛
(
さかり
)
の春は過ぎても、恋草茂る女盛り、若葉の
雫
(
しずく
)
滴たるごとき
愛嬌
(
あいきょう
)
を四方に
振撒
(
ふりま
)
き
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
又孫の一人も有らうと想はれる老夫人が済ました顔をし
乍
(
なが
)
ら若い男と見ればコンフエツチを
振撒
(
ふりま
)
いて
行
(
ゆ
)
く。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
振撒(ふりま)の例文をもっと
(9作品)
見る
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
撒
漢検準1級
部首:⼿
15画
“振”で始まる語句
振
振舞
振返
振袖
振向
振顧
振分
振廻
振翳
振子
“振撒”のふりがなが多い著者
村井弦斎
押川春浪
与謝野寛
薄田泣菫
徳田秋声
与謝野晶子
山本周五郎
泉鏡花