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押頂
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おしいただ
ふりがな文庫
“
押頂
(
おしいただ
)” の例文
お坊さんは、壇の上の
独鈷
(
とっこ
)
をとって
押頂
(
おしいただ
)
き、長い線香を一本たて、
捻香
(
ねんこう
)
をねんじ、五種の抹香を長い
柄
(
え
)
のついた、真ちゅうの
香炉
(
こうろ
)
にくやらす。
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
宗俊は、金無垢の煙管をうけとると、恭しく
押頂
(
おしいただ
)
いて、そこそこ、また西王母の
襖
(
ふすま
)
の向うへ、ひき下った。すると、ひき下る拍子に、
後
(
うしろ
)
から袖を引いたものがある。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夫婦は
押頂
(
おしいただ
)
いて帰つて来た。その日はゆふ方から雨が強くなつて、とき/″\に
雷
(
らい
)
の音がきこえた。
影を踏まれた女:近代異妖編
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
採って
前髪
(
まえがみ
)
に
押頂
(
おしいただ
)
いた時、私の
頭
(
つむり
)
を
撫
(
な
)
でながら、
余
(
あまり
)
の
嬉
(
うれ
)
しさ、娘ははらはらと
落涙
(
らくるい
)
して、もう死ぬまで、この心を忘れてはなりませんと、私の
頭
(
つむり
)
に
挿
(
さ
)
させようとしましたけれども
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(皆いたいけに
押頂
(
おしいただ
)
く。)
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
頂
常用漢字
小6
部首:⾴
11画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上