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押懸
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おしか
ふりがな文庫
“
押懸
(
おしか
)” の例文
一先
(
ひとま
)
ず帰宅して寝転ぼうと思ったのであるが、
久能谷
(
くのや
)
を離れて街道を見ると、人の瀬を造って、
停車場
(
ステイション
)
へ
押懸
(
おしか
)
ける
夥
(
おびただ
)
しさ。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ですから、
最
(
も
)
う
大威張
(
おほゐばり
)
。
其
(
それ
)
でなくツてはお
聲
(
こゑ
)
だつて
聞
(
き
)
くことの
出來
(
でき
)
ないので、
押懸
(
おしか
)
けて
行
(
い
)
つて、
無理
(
むり
)
に
其
(
そ
)
の
材木
(
ざいもく
)
に
葉
(
は
)
の
繁
(
しげ
)
つた
處
(
ところ
)
をお
目
(
め
)
に
懸
(
か
)
けようと
思
(
おも
)
つて
連出
(
つれだ
)
して
來
(
き
)
たんです。
三尺角拾遺:(木精)
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ですから、
最
(
も
)
う
大威張
(
おおいばり
)
。それでなくッてはお声だって聞くことの出来ないのが、
押懸
(
おしか
)
けて行って、無理にその材木に葉の繁った処をお目に懸けようと思って
連出
(
つれだ
)
して来たんです。
木精(三尺角拾遺)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上