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懷劔
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くわいけん
ふりがな文庫
“
懷劔
(
くわいけん
)” の例文
開き七八人の
惡漢
(
わるもの
)
ども
破落々々
(
ばら/\
)
其所へ
馳出
(
かけいだ
)
し女を逃すな
擔引
(
ひつかつ
)
げと追取卷に女房も今は何とも
絶體絶命
(
ぜつたいぜつめい
)
如何に此身が女なりとて
非道
(
ひだう
)
の
手込
(
てごみ
)
になるべきやと用意の
懷劔
(
くわいけん
)
拔放
(
ぬきはな
)
ち彼方此方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
も見ずして
迯行
(
にげゆき
)
けり然ば
松葉屋
(
まつばや
)
の二
階
(
かい
)
は
天地
(
てんち
)
も
覆
(
くつが
)
へるばかりの
騷
(
さわ
)
ぎになり
主
(
あるじ
)
半左衞門
(
はんざゑもん
)
を始として
皆々
(
みな/\
)
二
階
(
かい
)
へ
駈
(
かけ
)
來り見るに
平
(
へい
)
四郎は
朱
(
あけ
)
に
染
(
そみ
)
苦痛
(
くつう
)
の
有樣
(
ありさま
)
にのた
打廻
(
うちまは
)
り
居
(
ゐ
)
る
傍
(
かたは
)
らに
瀬川
(
せがは
)
は
懷劔
(
くわいけん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
懷
部首:⼼
19画
劔
部首:⼑
16画
“懷”で始まる語句
懷
懷中
懷手
懷紙
懷姙
懷劍
懷胎
懷妊
懷劒
懷疑