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懐胎
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かいたい
ふりがな文庫
“
懐胎
(
かいたい
)” の例文
旧字:
懷胎
三
年
(
ねん
)
ではまだ
判
(
わか
)
らないというので、
更
(
さら
)
に二
年
(
ねん
)
ほど
待
(
ま
)
つことになりましたが、しかしそれが
過
(
す
)
ぎても、
矢張
(
やは
)
り
懐胎
(
かいたい
)
の
気配
(
けはい
)
もないので、とうとう
実家
(
じっか
)
では
我慢
(
がまん
)
がし
切
(
き
)
れず
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼もさすがに憂慮の
体
(
てい
)
にて、今暫く発表を
見合
(
みあわ
)
しくれよ、今郷里の両親に
御身
(
おんみ
)
懐胎
(
かいたい
)
の事を報ぜんには、両親とても直ちに結婚発表を迫らるべし、発表は容易なれども、自分の位地として
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
だから
疵物
(
きずもの
)
でもずん/\片づいて行く。尤も疵物は大抵貧しい者にやられる。潔癖は贅沢だ。貧しい者は、其様な
素生調
(
すじょうしらべ
)
に頓着しては居られぬ。金の二三十両もつければ、
懐胎
(
かいたい
)
の女でももらう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
心理状態も互いに顔色でもうわかってる。妻は八人目を
懐胎
(
かいたい
)
したのだ。
去年
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
妾はなお昔の如く相親しみ
相睦
(
あいむつ
)
み合いしに、ある日重井よりの
書翰
(
しょかん
)
あり、読みもて行くに更に
何事
(
なにごと
)
とも解し得ざりしこそ道理なれ、富子は
何日
(
いつ
)
か
懐胎
(
かいたい
)
してある病院に入院し子を分娩したるなり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“懐胎”の意味
《名詞》
身籠ること。妊娠。懐妊。
(出典:Wiktionary)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
胎
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
“懐”で始まる語句
懐
懐中
懐手
懐紙
懐疑
懐剣
懐炉
懐柔
懐刀
懐妊