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悪業
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あくごふ
ふりがな文庫
“
悪業
(
あくごふ
)” の例文
旧字:
惡業
君かくまで
魔界
(
まかい
)
の
悪業
(
あくごふ
)
につながれて、
一二六
仏土
(
ぶつど
)
に億万里を隔て給へば、ふたたびいはじとて、只
黙
(
もく
)
してむかひ居たりける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
もし白昼にまなこを正しく開くならば、その日天子の黄金の
征欠
(
そや
)
に
伐
(
う
)
たれるぢゃ。それほどまでに我等は
悪業
(
あくごふ
)
の身ぢゃ。又人及諸の強鳥を恐る。な。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さういふところを通りぬけ、玉川に掛つてゐる
無明
(
むみやう
)
の橋を渡つて、奥の院にまゐり、先祖代々の霊のために、さかんに燃える
護摩
(
ごま
)
の火に一燈を献じた。これは自身の諸
悪業
(
あくごふ
)
をたやすためでもある。
仏法僧鳥
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
年頃
(
としごろ
)
此辺にて殺生関白が辻切を物し侍るよし聞及びし、必定是なるべしと思ひつゝ、かく盲目と成さへに、
如何
(
いか
)
なる
悪業
(
あくごふ
)
にせめられて、此身と成ぬるよとかなしく存候に、如何してながらふべき
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
悪業
(
あくごふ
)
の
終
(
をは
)
りたる
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
今このご文は、この大菩薩が、
悪業
(
あくごふ
)
のわれらをあはれみて、救護の道をば説かしゃれた。その始めの方ぢゃ。しばらく休んで次の講座で述べるといたす。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あるじの憎いふ。師はまことに仏なり。かく浅ましき
悪業
(
あくごふ
)
を
頓
(
とみ
)
にわするべきことわりを教へ給へ。禅師いふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
きの
諸
(
もろもろ
)
の
悪業
(
あくごふ
)
、挙げて数ふるなし。悪業を以ての故に、更に又諸の悪業を作る。継起して
遂
(
つひ
)
に
竟
(
をは
)
ることなし。昼は則ち日光を
懼
(
おそ
)
れ又人
及
(
および
)
諸の強鳥を恐る。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
おのれ善をなして、おのれその
報
(
むく
)
ひの来るを待つは
直
(
なほ
)
きこころにもあらずかし。又
悪業
(
あくごふ
)
慳貪
(
けんどん
)
の人の
富
(
と
)
み
昌
(
さか
)
ふるのみかは、
寿
(
いのち
)
めでたくその
終
(
をはり
)
をよくするは、
一〇四
我に
異
(
こと
)
なることわりあり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
“悪業”で始まる語句
悪業帳
悪業邪慳