患者等かんじゃら)” の例文
かく患者等かんじゃら理髪師とこやほかには、ただニキタ一人ひとり、それよりほかにはたれうことも、たれることもかなわぬ運命うんめいさだめられていた。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかるにかれ毎晩まいばんねむらずして、我儘わがままってはほか患者等かんじゃら邪魔じゃまをするので、院長いんちょうのアンドレイ、エヒミチはかれを六号室ごうしつ別室べっしつうつしたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
と、かれおもきたり、さらにまたの六号室ごうしつ鉄格子てつごうしなかで、ニキタが患者等かんじゃら打殴なぐっていること、モイセイカがまちっては、ほどこしうている姿すがたなどをおもす。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)