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恐
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こお
ふりがな文庫
“
恐
(
こお
)” の例文
「なあ奥様、こんな
闇夜
(
やみよ
)
に男の人いててくれはれしまへなんだら、
恐
(
こお
)
うて歩かれしまへんなあ」と、用もないのんに私
掴
(
つか
)
まえて
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
(はい、御門の処に馬車が居て
恐
(
こお
)
うございましたから間違えてこっちへ参りました、どうも失礼。)
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
亭「へえ、どうも世間じゃア
余
(
あんま
)
り
好
(
よ
)
く申しやせんが、お客様ゆえ断る訳にも
往
(
ゆ
)
きやせんで、お泊め申して置くとは云うものゝ、実は
持余
(
もてあま
)
して
居
(
お
)
るんでやす、
後
(
あと
)
が
恐
(
こお
)
うござりやすからなア」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「初めてそこへ来た時わたし、人が
恐
(
こお
)
うおしたえ」
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「一人やったらほんまに
恐
(
こお
)
うていられへんわなあ」いいますと、「好きな人と二人だけやったらこんな淋しい所の方がええわ」
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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一と足も出んようになって、
門
(
かど
)
で倒れてしまうかも分れへん思いましたら、外い出るのが
恐
(
こお
)
うて、大阪どころやあれしません、つい電車路ぐらいまで行きましたかて
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
恐
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“恐”を含む語句
恐怖
可恐
恐々
恐入
恐慌
恐懼
恐縮
恐竜
恐悦
恐喝
恐惶
恐気
恐多
空恐
恐山
恐惶謹言
恐悚
恐迫
大恐悦
恐怖心
...