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御顔
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おんかお
ふりがな文庫
“
御顔
(
おんかお
)” の例文
旧字:
御顏
お父様は何うなされたかと日々お案じ申しまするのみでございましたが、先ずはお
健
(
すこや
)
かなる
御顔
(
おんかお
)
を拝しまして誠に
大悦
(
たいえつ
)
に存じまする
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
戸野兵衛は、呆然とし、しばらく宮家の
御顔
(
おんかお
)
を見守り、それから次々に八人の者へ、驚きの眼を移して行った。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
みどり
児
(
ご
)
を、
片袖
(
かたそで
)
で胸に
抱
(
いだ
)
いて、
御顔
(
おんかお
)
を少し
仰向
(
あおむ
)
けに、
吉祥果
(
きっしょうか
)
の枝を肩に
振掛
(
ふりか
)
け、
裳
(
もすそ
)
をひらりと、片足を軽く挙げて、——いいぐさは
拙
(
つたな
)
いが、
舞
(
まい
)
などしたまう
状
(
さま
)
に
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
白い
御髪
(
おぐし
)
に白い肌、月の
御顔
(
おんかお
)
雲の
眉
(
まゆ
)
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
御顔
(
おんかお
)
も
能
(
よ
)
く覚えたり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
▼ もっと見る
今こそお許しなされましたぞ! ……怒りの
眼
(
まなこ
)
を見ひらかれ、猛々しくおわした宮様の
御顔
(
おんかお
)
が、ご覧なされ、
御眼
(
おんめ
)
を閉じられ、一切の罪も悪業も、許すぞとばかりの慈悲円満の
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
が、にわかに宮家の
御顔
(
おんかお
)
へ、快然とした微笑が産まれ出た。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂