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御貰
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おもら
ふりがな文庫
“
御貰
(
おもら
)” の例文
どうかその点を十分会得して
御貰
(
おもら
)
い申して、私の従来の希望は少し大胆な企てのようではあるが、どうもこの学問の独立を見たいということである。
学問の独立と東京専門学校の創立
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「だから、
貴方
(
あなた
)
が奥さんを
御貰
(
おもら
)
いなすったら、始終宅にばかりいて、たんと
可愛
(
かあい
)
がって御上げなさいな」
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
何
(
なん
)
だつて、まだ
奥
(
おく
)
さんを
御貰
(
おもら
)
ひなさらないの」と聞いた。代助は此
問
(
とひ
)
にも答へる事が出
来
(
き
)
なかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
どうか盛んに批評をやって
御貰
(
おもら
)
い申したいと思うのである。それがなければとても善い政治は出ない。団十郎でも菊五郎でも、
贔負
(
ひいき
)
があってやあやあ言うと力は百倍する。
政治趣味の涵養
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「だから、
貴方
(
あなた
)
が奥さんを
御貰
(
おもら
)
ひなすつたら、始終
宅
(
うち
)
に
許
(
ばかり
)
ゐて、たんと
可愛
(
かあい
)
がつて
御上
(
おあ
)
げなさいな」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
学長その他当事者に於て今一層の奮発を以て家を造って
御貰
(
おもら
)
いしたいと思う。
始業式に臨みて
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「佐野さんはああいうしっかりした方だから、やっぱり
辛抱人
(
しんぼうにん
)
を
御貰
(
おもら
)
いになる御考えなんですよ」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「まあ奥様でも
御貰
(
おもら
)
いになってから、
緩
(
ゆ
)
っくり、御役でも御探しなさる御積りなんでしょうよ」
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところが——
先方
(
さき
)
でも器量望みで
御貰
(
おもら
)
いなさったのだから、随分大事にはなさったかも知れませぬが、もともと
強
(
し
)
いられて御出なさったのだから、どうも
折合
(
おりあい
)
がわるくて
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「妙だよあの人は。藤尾に養子をして、面倒を見て
御貰
(
おもら
)
いなさいと云うかと思うと、やっぱり御前を一にやりたいんだよ。だって一は一人息子じゃないか。養子なんぞに来られるものかね」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
貴夫
(
あなた
)
どうしてその御縫さんて人を
御貰
(
おもら
)
いにならなかったの」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
貰
漢検準1級
部首:⾙
12画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂