“貴夫”の読み方と例文
読み方割合
あなた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御兄（おあにい）さんは貴夫（あなた）のために心配していらっしゃるんですよ。ああいう人と交際（つきあ）いだして、またどんな面倒が起らないとも限らないからって」
道草 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
「へえ？　それは不思議だ。私（あたくし）はまた、貴夫（あなた）のお客さまだから、あなたが御存じだと思いましたよ。」
旧聞日本橋：09 木魚の配偶 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)
「だって現に貴夫（あなた）の考えていた女とはまるで違った人になって貴夫の前へ出て来た以上は、貴夫の方で昔の考えを取り消すのが当然じゃありませんか」
道草 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)