御相談ごそうだん)” の例文
御相談ごそうだんをおかけになりました。この乳母うばたいそうりこうった女でしたから、相談そうだんをかけられると、とくいらしくはなをうごめかして
鉢かつぎ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
とうとう思案しあんあまりまして、わたくし指導役しどうやくのおじいさんに御相談ごそうだんをかけますと、おじいさんからは、んな御返答ごへんじがまいりました。——
殿様とのさまこまって、また家来けらいたちに御相談ごそうだんなさいましたが、家来けらいたちの中にもだれ一人ひとり、この難題なんだいをとくものはありませんでした。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
またわたくしとしても、いつまでおじいさんにばかりおすがりするのもあまりに意気地いきじがないようにかんじましたので、よくよくの重大事じゅうだいじでもなければ、めったに御相談ごそうだんはせぬことに覚悟かくごをきめました。
殿様とのさまはおこまりになって、また家来けらいたちに御相談ごそうだんをなさいました。それでもだめなので、また国中くにじゅうにおふれをまわしまして
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いてありました。そのくにたいそうつよくって、戦争せんそうをしてもとても見込みこみがありませんでした。殿様とのさまこまっておしまいになって、家来けらいたちをあつめて御相談ごそうだんなさいました。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)