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後馳
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おくれば
ふりがな文庫
“
後馳
(
おくれば
)” の例文
後馳
(
おくれば
)
せに追続ける腰元の、一目見るより色を変えて、横様にしつかと抱く。其の膝に倒れかゝりつ、片手をひしと胸にあてて。
紫陽花
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さて
世
(
よ
)
が
變
(
かは
)
つた
樣
(
やう
)
に
晴
(
は
)
れ
上
(
あが
)
つて、
晝
(
ひる
)
になると、
寒
(
さむ
)
さが
身
(
み
)
に
沁
(
し
)
みて、
市中
(
しちう
)
五萬軒
(
ごまんげん
)
、
後馳
(
おくれば
)
せの
分
(
ぶん
)
も、やゝ
冬構
(
ふゆがま
)
へなし
果
(
は
)
つる。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
後馳
(
おくれば
)
せにつかつかと
小走
(
こばしり
)
に入りましたのが、やっぱりお供の
中
(
うち
)
だったと見えまする、あのお米で。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞳も離さないで視めたお妙が、
後馳
(
おくれば
)
せに会釈して
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
後馳
(
おくれば
)
せに散策子は
袂
(
たもと
)
へ手を
突込
(
つきこ
)
んで
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
馳
漢検準1級
部首:⾺
13画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世