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彫付
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ほりつ
ふりがな文庫
“
彫付
(
ほりつ
)” の例文
それを
藤原喜代之助
(
ふじわらきよのすけ
)
が見兼て母に
詫入
(
わびい
)
れ、母は手ずから文治の左の腕に母という字を
彫付
(
ほりつ
)
け、「以来は其の身を母の身体と思って大切にいたせよ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今も申す通り、我々には字だか絵だか符号だか実際判然しないのですけれども、
何
(
ど
)
うも
文字
(
もじ
)
らしく思われるのです。
勿論
(
もちろん
)
、刃物の
尖
(
さき
)
で
彫付
(
ほりつ
)
けたもので、何十行という長いものです。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
是から出船宿へ参るには、太田屋と申します宿屋の
向横町
(
むこうよこちょう
)
を
真直
(
まっすぐ
)
に這入りますと、突当りに
香取
(
かとり
)
神社の鳥居がありまして、
傍
(
わき
)
に
青面金剛
(
せいめんこんごう
)
と
彫付
(
ほりつ
)
けた
巨
(
おお
)
きな石塚が建って居ります。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
巡査の
翳
(
かざ
)
す松明は
傍
(
かたえ
)
の
石壁
(
せきへき
)
を
鮮明
(
あざやか
)
に
照
(
てら
)
した。壁は元来が比較的に
平
(
ひらた
)
い所を、更に人間の手に
因
(
よ
)
って
滑
(
なめら
)
かに磨かれたらしい。
其
(
そ
)
の
面
(
おもて
)
には何さま数十行の
文字
(
もんじ
)
らしいものが
彫付
(
ほりつ
)
けてあった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“彫”で始まる語句
彫
彫刻
彫物
彫琢
彫像
彫師
彫物師
彫刻師
彫塑
彫刻物