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強薬
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ごうやく
ふりがな文庫
“
強薬
(
ごうやく
)” の例文
よほど火力のある
強薬
(
ごうやく
)
で遠方から撃ったものだという証拠は、
弾
(
たま
)
うなりと音響のあいだに、息を二つ吸うほどな時間があったのでも分った。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
強薬
(
ごうやく
)
の加減だの湿り弾なども交じっているせいである。二十幾挺かの銃身中に、不発だったのも五、六挺はあった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雷火
(
らいか
)
の
炸裂
(
さくれつ
)
は、
詭計
(
きけい
)
でもなんでもない。
怪人
(
かいじん
)
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
が、ふところに
秘
(
ひ
)
めておいた一
塊
(
かい
)
の
強薬
(
ごうやく
)
を、
祭壇
(
さいだん
)
に燃えのこっていたろうそく
火
(
び
)
へ投げつけたのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして
不意
(
ふい
)
にとりでの
郭内
(
くるわない
)
にあらわれ、岩くだきの
強薬
(
ごうやく
)
を
爆発
(
ばくはつ
)
させて、
砦
(
とりで
)
にるすいをしているやつらがあわてさわぐまに、
小太郎山
(
こたろうざん
)
を乗っとってしまう! むろん
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
次の弾をこめて、火縄の火を
強薬
(
ごうやく
)
へ点じている間などなかったので、敵の三名は狼狽を極め
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「いや、その辺は分りかねる。しかし、今日なお
渭山
(
いざん
)
の城に
蓄
(
たくわ
)
えある、武器、船具、
楯
(
たて
)
、
強薬
(
ごうやく
)
、
鏃
(
やじり
)
、金銀の軍用は、みな当時、天草より持ち込んだ物や、義伝公の御用意であったことはたしかでござる」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“強”で始まる語句
強
強請
強情
強力
強靱
強飯
強盗
強者
強靭
強面