“弩(いしびや)” の例文
椰子(やし)、檳榔子(びんろうじ)の生え茂つた山に添つて、城のやうに築上(つきあ)げた、煉瓦造(れんがづくり)がづらりと並んで、矢間(やざま)を切つた黒い窓から、弩(いしびや)の口がづん、と出て、幾つも幾つも仰向(あおむ)けに、星を呑(の)まうとして居るのよ……
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
椰子(やし)、檳榔子(びんらうじ)の生(は)え茂(しげ)つた山(やま)に添(そ)つて、城(しろ)のやうに築上(つきあ)げた、煉瓦造(れんぐわづくり)がづらりと並(なら)んで、矢間(やざま)を切(き)つた黒(くろ)い窓(まど)から、弩(いしびや)の口(くち)がづん、と出(で)て、幾(いく)つも幾(いく)つも仰向(あをむ)けに、星(ほし)を呑(の)まうとして居(ゐ)るのよ……
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)