“万弩”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬弩
読み方割合
ばんど50.0%
まんど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは万弩ばんどうなりである。たちまち絶壁は叫び、谷の岩盤はみなえた。それは敵の降らしてくる巨木大石の轟きである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湯宿々々に埋伏まいふくして、妖鬼ようきごとを圧したが、日金颪に気候の激変、時こそ来たれと万弩まんど一発、驚破すわ! 鎌倉の声とともに、十方から呼吸を合はせ、七転八倒のさわぎに紛れて、妻子珍宝つかみ次第。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)