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弟媛
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おとひめ
ふりがな文庫
“
弟媛
(
おとひめ
)” の例文
景行天皇に隙見せられた美濃ノ国
泳
(
クヽリ
)
ノ
宮
(
ミヤ
)
ノ
弟媛
(
おとひめ
)
(景行紀)は、天子に迎えられたけれども、隠れてしもうて出て来ない。
最古日本の女性生活の根柢
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
しかし下の二人はたいそうみにくい子でしたので、天皇は
兄媛
(
えひめ
)
とそのつぎの
弟媛
(
おとひめ
)
とだけをお
抱
(
かか
)
えになって、あとの二人はそのまま家へかえしておしまいになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
八坂入彦皇子
(
やさかのいりびこのみこ
)
の
女
(
むすめ
)
弟媛
(
おとひめ
)
は無類飛び切りの佳人なり、その再従兄に当らせたもう景行帝その由
聞
(
きこ
)
し召して、遠くその家に
幸
(
みゆき
)
せしに、恥じて
竹林
(
やぶ
)
に隠れたので、帝
泳
(
くくり
)
の宮に
居
(
いま
)
し鯉多く放ち遊びたもう。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
美濃
(
みの
)
の、
神大根王
(
かんおおねのみこ
)
という方の
娘
(
むすめ
)
で、
兄媛
(
えひめ
)
弟媛
(
おとひめ
)
という
姉妹
(
きょうだい
)
が、二人ともたいそうきりょうがよい子だという評判をお聞きになって、それをじっさいにお
確
(
たし
)
かめになったうえ
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「それには、
丹波
(
たんば
)
の
道能宇斯王
(
みちのうしのみこ
)
の子に、
兄媛
(
えひめ
)
、
弟媛
(
おとひめ
)
というきょうだいの
娘
(
むすめ
)
がございます。これならば
家柄
(
いえがら
)
も正しい女たちでございますから、どうかその二人をお
召
(
め
)
しなさいまし」
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“弟媛”の解説
弟媛(おとひめ)は、呉王(中国南朝皇帝)が倭国に献じたという縫工女。
(出典:Wikipedia)
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
媛
常用漢字
小4
部首:⼥
12画
“弟”で始まる語句
弟
弟子
弟妹
弟御
弟子入
弟猾
弟橘媛
弟宇迦斯
弟子達
弟分