トップ
>
延々
>
のび/\
ふりがな文庫
“
延々
(
のび/\
)” の例文
「そりや、伯母さん、私の方が早く寝ましたからネ——が、伯母さん、どうも実に閑静ですねエ、全く別天地です、此の節々が
延々
(
のび/\
)
しますよ」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
米屋「はい御免よ、誠に御無沙汰をしました、時にねえ余り
延々
(
のび/\
)
に成りますから、今日は是非お払いを願いたいものだ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大きい声では言へないが、余り
延々
(
のび/\
)
にしておくと、さういふ女でも、いつの間にか
側目
(
わきめ
)
を振る事を覚えるものだから。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それから主人と相談して、裏口の土臺石の下へ百兩入れました、——一日も早く子供を返して下さるやうに、此上
延々
(
のび/\
)
になると、お春の二の舞が始まるかも知れない。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
空しい好意! かねてから願つてゐたのに、
延々
(
のび/\
)
になつて叶はないでゐた、外ののぞみと同じく、あまりに來やうが遲かつた。私はその果物入のパイを食べることが出來なかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
野辺の送りを致すやら実に
転覆
(
ひっくりかえ
)
るような騒ぎ、それで段々
延々
(
のび/\
)
になって
彼
(
か
)
の娘の事をきく
間
(
ま
)
もないほどの実に一通りならん愁傷で、
先
(
まず
)
初七日
(
しょなぬか
)
の寺詣りも済みましたが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わっち
)
に少し心当りが有りますから、よもやに引かされて今まで
延々
(
のび/\
)
になりましたが、だん/\永くなればなるで、
尚
(
なお
)
お刀を持って来なければお
前
(
めえ
)
さんに顔を合わせる事が出来ねえと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兄
(
にい
)
さんは
軟弱
(
かぼそ
)
い身体で車を挽いてるから気の毒だと思い、
猶予
(
ゆうよ
)
をして盆の払いが此の暮まで
延々
(
のび/\
)
になって来たのだが、来月はもう
押詰
(
おしつま
)
り
月
(
づき
)
ではありませんか、私も商売だから貸すもいゝが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お嬢さんを万年町のお
店
(
たな
)
へ送ってって上げて、実は
番頭
(
ばんつ
)
さんを去年助けたが、お刀が出たら/\と思って、今まで
延々
(
のび/\
)
に成ったため御沙汰しねえは重々済みませんが、番頭さんを連れて来ましたと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
々
3画
“延”で始まる語句
延
延喜
延喜式
延暦寺
延引
延元
延宝
延享
延金
延棒