庭師にわし)” の例文
鐘供養かねくようがすんで、庭師にわしやすさんたちが、またごんごろがねりあげると、そのした和太郎わたろうさんが牛車ぎゅうしゃをひきこんで、うまいぐあいに、牛車ぎゅうしゃうえにのせた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
庭師にわしがそれを見ていましたが、そばに天使てんしが立っていたものですから、こわくって、あのむすめは幽霊ゆうれいだろうと思って、だまっていました。人をよぶ勇気ゆうきも、幽霊に話しかける勇気もなかったのです。
ごんごろがねをおろすのは、庭師にわしやすさんが、おおきい庭石にわいしうごかすときに使つか丸太まるた滑車せみ使つかってやった。わか人達ひとたち手伝てつだった。れないことだからだいぶん時間じかんがかかった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
すると、庭師にわしはこたえていいました。