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帰国
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かえ
ふりがな文庫
“
帰国
(
かえ
)” の例文
旧字:
歸國
安重根 (しんみりと)やはり
故里
(
くに
)
の人間でねえ、僕んところから三里ほどしか離れてないんだが、今度休暇を取って、ちょっと
帰国
(
かえ
)
るんだそうだ。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
偏屈の
源因
(
げんいん
)
であるから、
忽
(
たちま
)
ち青筋を立てて了って、
的
(
あて
)
にしていた
貴所
(
あなた
)
の
挙動
(
ふるまい
)
すらも
疳癪
(
かんしゃく
)
の種となり、
遂
(
つい
)
に自分で立てた目的を自分で
打壊
(
たたきこわ
)
して
帰国
(
かえ
)
って了われたものと拙者は信ずる
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
からだが
明
(
あ
)
くと、休養かたがた江戸見物に呼ばれて来て、何カ月もぶらぶらしている。そうかと思うと、ふっと、
帰国
(
かえ
)
されて、また焼津の浜から船へ乗り込んで、どこへとも知らず錨を上げる。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
業
(
ごう
)
が煮えて
堪
(
たま
)
らんから乃公は直ぐ
帰国
(
かえ
)
ろうと
支度
(
したく
)
を為ているとちょうど高山がやって来て驚いた顔をしてこう言うのだ、折角連れて来たのだから娘だけは井下伯にでも
托
(
あず
)
けたらどうだろう
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
富岡先生が突然上京してから一週間目のことであった、先生は梅子を伴うて
帰国
(
かえ
)
って来た。校長細川は「今
帰国
(
かえ
)
ったから今夜遊びに来い」との老先生の手紙を読んだ時には思わず
四辺
(
あたり
)
を見廻わした。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“帰国”の意味
《名詞》
帰 国 (きこく)
外国から自分の国へ帰ること。
故郷に帰ること。
(出典:Wiktionary)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“帰”で始まる語句
帰
帰途
帰依
帰宅
帰路
帰趨
帰来
帰洛
帰京
帰省