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州
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す
ふりがな文庫
“
州
(
す
)” の例文
さんざん
回
(
まわ
)
りをこぎ
回
(
まわ
)
りますと、やっと
平
(
たい
)
らな
州
(
す
)
のようなところがあって、
島
(
しま
)
の中から
小
(
ちい
)
さな川がそこに
流
(
なが
)
れ
出
(
だ
)
していました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
河原のいちばん下流の方へ
州
(
す
)
のようになって出たところに人の集りがくっきりまっ黒に立っていました。ジョバンニはどんどんそっちへ走りました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
州
(
す
)
に騒ぎ鳴く暁方の千鳥の声が人々の恨みをまし、磯にこぐ梶の音が夜半に悲しく伝われば、小屋に伏す者の心を傷めた。眠られぬ夜は続き、平家の人々は人の影にも怯えていた。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
風浪の日はおそろしいが、晴れた日は、山をめぐる白雲、太古の密林、そして、
目路
(
めじ
)
のかぎりな芦の
州
(
す
)
から
葭
(
よし
)
の
汀
(
なぎさ
)
とつづいて、まるで唐画の“
芦荻山水
(
ろてきさんすい
)
”でも見るような風光だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
狩小屋から二時間も下らないうちに、大きく
州
(
す
)
をなした川原についた。ふりかえると念丈の頂の雲のとばりは静々と引きあげられて、三日越しの雨空が、徐々に退却して行くらしかった。
二つの松川
(新字新仮名)
/
細井吉造
(著)
“州”の意味
《名詞》
(す)主に川の中にある、島上の陸地。中州。海にあっても、河口部にあるものをこのように称することがある。
(シュウ)「洲」の代替字。字源は同一である。
(シュウ)行政単位の呼称。
(出典:Wiktionary)
“州”の解説
州(しゅう)は、行政区画の一種。
州の首都は州都・州府・州庁所在地などと、州の長は州知事・州長などと、州の行政府は州政府・州庁などと呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“州”を含む語句
九州
江州
奥州
播州
野州
荊州
信州
紀州
甲州
杭州
蘇州
乙州
福州
奥州路
明州
相州
上州
遠州
尾州
房州
...