崇高けだか)” の例文
毛虫のように醜く見えたのだ。(心からの声)神のように崇高けだか合爾合カルカの心と身体に、どうしてこのおれが、指一本さすことができようか——。
「神代の彫刻家が山霊の加護に従つて鑿を揮つたその鼻筋の端麗さは、芙蓉の峰の崇高けだかさを思はせる。」
夜の奇蹟 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ズンズンとうしおが高まって来て、膝の下の海藻かいそうを洗い漂わしているのも心付かずに、黄金色こがねいろ滝浪たきなみを浴びながら一心に祈っている、その姿の崇高けだかさ…………まぶしさ…………。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
山村氏の詩には宗教家の崇高けだかい安定がある。其の態度は感覺の如何なる印象にも打ち勝つてすこしの動搖なく、すべてそれらを同化する。氏の詩からは豫言者のもつ愛情が湧いてでる。
いとかしこき、いと崇高けだかき殿下!
聖母摩利亜のような崇高けだか
或る淫売婦におくる詩 (新字新仮名) / 山村暮鳥(著)
かうがうし、さび崇高けだかし。
解きはなて、見るは崇高けだか
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
聖母摩利亞のやうな崇高けだか
かうがうしさび崇高けだかし。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いと崇高けだかき殿下よ!
何といふ崇高けだかいことだ
いと崇高けだかき殿下よ!