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岐阜提灯
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ぎふぢやうちん
ふりがな文庫
“
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)” の例文
旧字:
岐阜提燈
先生は、警抜な一章を読み了る毎に、黄いろい布表紙の本を、膝の上へ置いて、ヴエランダに吊してある
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)
の方を、漫然と
一瞥
(
いちべつ
)
する。
手巾
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
第一
(
だいいち
)
、
二階
(
にかい
)
の
其窓
(
そのまど
)
にも、
階下
(
した
)
の
縁先
(
えんさき
)
にも、とり/″\に
風情
(
ふぜい
)
を
添
(
そ
)
へる、
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)
と、
鐵燈籠
(
かなどうろう
)
、
簾
(
すだれ
)
と
葭簀
(
よしず
)
の
涼
(
すゞ
)
しい
色
(
いろ
)
。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
三間間口の店で、半分は大戸を下ろしてありますが、店の灯の屆かないところに、
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)
をブラさげて、その上に月があるのですから、縁臺碁に不自由はありません。
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
中二階
(
ちうにかい
)
の
六疊
(
ろくでふ
)
を
中
(
なか
)
にはさんで、
梯子段
(
はしごだん
)
が
分
(
わか
)
れて
二階
(
にかい
)
が
二間
(
ふたま
)
、
八疊
(
はちでふ
)
と
十疊
(
じふでふ
)
——ざつとこの
間取
(
まど
)
りで、なかんづくその
中二階
(
ちうにかい
)
の
青
(
あを
)
すだれに、
紫
(
むらさき
)
の
總
(
ふさ
)
のしつとりした
岐阜提灯
(
ぎふぢやうちん
)
が
淺葱
(
あさぎ
)
にすくのに
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“岐阜提灯”の解説
岐阜提灯(ぎふぢょうちん、Gifu Paper Lanterns)は、岐阜県岐阜市周辺で生産されている提灯。岐阜の伝統工芸の一つである。美濃和紙と竹を主原料としている。岐阜県は提灯の生産額が日本一であり、岐阜提灯は福岡県の八女提灯とともに日本の二大提灯産地とされる。
(出典:Wikipedia)
岐
常用漢字
小4
部首:⼭
7画
阜
常用漢字
小4
部首:⾩
8画
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“岐阜提”で始まる語句
岐阜提燈