わかき)” の例文
はじめ、月なし、此の時薄月うすづきづ。舞台あかるく成りて、貴夫人もわかき紳士しんしも、三羽の烏も皆見えず。天幕テントあるのみ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
すすき彼方あなた、舞台深く、天幕の奥斜めに、男女なんにょの姿立顕たちあらわる。いつわかき紳士、一は貴夫人、容姿美しく輝くばかり。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すすき彼方あなた、舞台深く、天幕テントの奥斜めに、男女なんにょの姿立顕たちあらわる。いつわかき紳士しんしいつは貴夫人、容姿ようし美しく輝くばかり。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
舞台あかるくなりて、貴夫人もわかき紳士も、三羽の烏も皆見えず。天幕あるのみ。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)