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小門
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こもん
ふりがな文庫
“
小門
(
こもん
)” の例文
そこで私は、彼のうしろについて、そこに見える
城塞
(
じょうさい
)
の
小門
(
こもん
)
をくぐった。白木は、私の方をふりむいた。そしてステッキを叩いていうには
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
宙は女と離れてその前にある
小門
(
こもん
)
の口の方へ歩いて往った。宙はその時女の足が一足二足
自個
(
じぶん
)
を追って来たように感じた。
倩娘
(新字新仮名)
/
陳玄祐
(著)
曲者は古い礼拝堂の方へ走って土塀の間にある
小門
(
こもん
)
の蔭に消えてしまった。その戸は開けてあったと見えて、いつものように戸の開く音がしなかった。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
小門
(
こもん
)
をあけて、せまい道を
湖
(
みずうみ
)
のほうにむかっておりていきました。家から見えるあいだは、ゆっくりあるいていましたが、見えなくなると、たちまち足を早めました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
それは
一身一家
(
いっしんいっか
)
にかかわる大事であったが、しかし、幸いに
夜
(
よ
)
であって
己
(
じぶん
)
さえ云わなければ
何人
(
たれ
)
も知っている者はなかった。武士は安心した。彼はつかつかと藩邸の
小門
(
こもん
)
の口へ往った。
山寺の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
右へ延びた方の廊の端に門番の女が住んで居て翁の
製作室
(
アトリエ
)
が右手の階下にあることを教へて
呉
(
く
)
れた。僕達は
薔薇
(
ばら
)
の花の絡んで居る鉄柵の
小門
(
こもん
)
を
潜
(
くゞ
)
つて中庭を経て階下の室の鈴を押した。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
と、東側の
小門
(
こもん
)
から
小半町
(
こはんちょう
)
ほど距たった辺に、こんもりした林がありました。
怪しの者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼は
小門
(
こもん
)
を開けて、私を待つて其處に立つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“小門”の意味
《名詞》
小さい門。
大門の近くに設けられた小さい門。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父