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小生
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せうせい
年季職人の
隊を組みて
夜を
喧鬨の
為めに
蟻集するに過ぎずとか申せば、
多分斯の
如き
壮快なる
滑稽は
復と見る
能はざるべしと
小生は
存候(一七日)
容易に
胸隔を
開かぬ
日本人は
容易に
胸隔を
閉つる
日本人に
候、
失望の
相ならざるなしと、
甞て
内村先生申され
候。
然り
小生も
日本人に
候拒まざるが
故に
此言を
為し
候
飛離れて面白いでもなく
候へどもほかの事の
仕方がないにくらべ
候へばいくらか面白かりしものと
存候たゞ
其頃小生の一
奇と
致候は
萬場の
観客の面白げなるべきに
拘らず