“尊(あが)” の例文
しかもその優美さ絢爛さにも増して、数百人の侍女や奴隷たちから姫君と尊(あが)められているロゼリイスの美しさ、気高さというものは!
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「べれんの国にお生まれなされたおん若君様、今はいずこにましますか? おん讃(ほ)め尊(あが)め給え。」
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
武門(ぶもん)の氏神(うぢがみ)と尊(あが)め奉つる事世の人の皆知る處なれば爰に贅言(ぜいげん)せず因て當時將軍家より社領(しやりやう)一萬石御寄進(きしん)あり斯(かゝ)る目出度御神なれば例年八月十五日御祭禮の節(せつ)放生會(はうじやうゑ)の御儀式(ぎしき)あり近國(きんごく)近在(きんざい)より其日參詣なす者數萬人及び八幡山崎淀一口其近邊は群集(ぐんじゆ)一方ならず淀(よど)の城主稻葉丹後守殿より毎年(まいねん)道普請(みちぶしん)等丈夫に申付られ當日は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
当地一般市民から姫君と尊(あが)められている、その気高き愛娘ロゼリイス姫とが花を携えたる侍女三、四人ばかりを従えて、その陽の翳った道を、力なく歩んでいられます。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)