-
トップ
>
-
察
>
-
あきら
また富みて
一一四善根を
種うるにも
一一五ゆゑなきに恵みほどこし、その人の不義をも
察めず
一一六借しあたへたらん人は、善根なりとも
財はつひに散ずべし。
故二二出雲の国松江の
郷に
生長りて、
赤穴宗右衛門といふ者なるが、わづかに
二三兵書の
旨を
察めしによりて、
二四富田の城主
二五塩冶掃部介、吾を師として物
学び給ひしに
往古に富める人は、
四〇天の時をはかり、地の利を
察めて、おのづからなる
富貴を得るなり。
四一呂望、
斉に
封ぜられて民に
産業を教ふれば、
海方の人利に走りて
四二ここに
来朝ふ。