容體ようす)” の例文
新字:容体
振舞ふるまひ小遣こづかひなど與へて喜ばせ聲をひそめつゝ其方そなたの主人の娘お高殿に我等われら豫々かね/″\こゝろかくる所お高殿も氣のある容體ようすなれども御母殿おふくろどの猿眼さるまなこをして居る故はなし出來難できがたければ貴樣に此文をわたあひだ能々よく/\人目ひとめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
亡者なきものにせんとのたくみに相違御座なく候と申立るに大岡殿して其方忠兵衞より請たる遺恨ゐこんと云ふは如何のわけなるぞと云はれければ長庵此儀はちと私しの口よりは申上難く候とて恥入はぢいりたる容體ようすに見えける故越前守殿兎も角も其方忠兵衞に遺恨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)