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家宝
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かほう
ふりがな文庫
“
家宝
(
かほう
)” の例文
非常にたいせつな
家宝
(
かほう
)
を持っていること、青銅の魔人がそれをねらって今晩やってくるらしいことを話し、きのうの夕方庭の木立ちの中で
青銅の魔人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一
方
(
ぽう
)
には、いままでの
金持
(
かねも
)
ちが
貧乏
(
びんぼう
)
して、
着物
(
きもの
)
を
売
(
う
)
るやら、
家宝
(
かほう
)
を
売
(
う
)
るというふうで、
町
(
まち
)
にも、
幾軒
(
いくけん
)
か、こっとう
店
(
てん
)
ができたのだよ。
新興成金
(
しんこうなりきん
)
を
目
(
め
)
あてにね。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうどその
頃
(
ころ
)
、その国の
殿
(
との
)
様のお
屋敷
(
やしき
)
につたわっている
家宝
(
かほう
)
の名刀が、だれかのために
盗
(
ぬす
)
まれました。
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
いつか
伊那丸
(
いなまる
)
が京都から東へ帰るとき、
秀吉
(
ひでよし
)
は
桑名
(
くわな
)
の
陣中
(
じんちゅう
)
にしたしく
迎
(
むか
)
えて、
道中
(
どうちゅう
)
の
保護
(
ほご
)
をしてくれたのみか、
御旗
(
みはた
)
楯無
(
たてなし
)
の
家宝
(
かほう
)
まで伊那丸の手へかえしてくれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「今更仕方がないが、昨夜社長に
家宝
(
かほう
)
を一つ奪われてしまった」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「それほどの
名薬
(
めいやく
)
なら、
大事
(
だいじ
)
にして、しまっておきましょう。」といって、
二人
(
ふたり
)
はそれを
家宝
(
かほう
)
にしました。
村の兄弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
家宝
(
かほう
)
にもせばやと存じて、常に携えておりますが」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
時間
(
じかん
)
が
正確
(
せいかく
)
でなければ、
家宝
(
かほう
)
でも、なんでもありませんね。」と、ぼくがいうと、
父
(
ちち
)
は
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“家宝”の意味
《名詞》
家宝(かほう)
家に昔から伝わる宝。
(出典:Wiktionary)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“家宝”で始まる語句
家宝粔籹