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おおや
ふりがな文庫
“
家主
(
おおや
)” の例文
家主
(
おおや
)
さんが大変に案じてお
在
(
い
)
でゞ、其のお父さんが、
只
(
たっ
)
た一人の娘を
失
(
なく
)
し今まで知れないのは全く死んだに違いない
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
家主
(
おおや
)
さん、これがその騙りの家に抱えられて、亡者をやっていた奴でさあ、これがいっち証拠だ」
立山の亡者宿
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
『
家主
(
おおや
)
さん、
水口
(
みずぐち
)
の
閾
(
しきい
)
を
修繕
(
なお
)
してくれなくっちゃ困るじゃねえか。もう腐っているんだ』
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし
家主
(
おおや
)
が一軒置いて隣にありましたので、小田さんは
許可
(
ゆるし
)
を得てきて、私たちは、空き家の中に入りました。表の戸には錠が下ろしてなく、家の中はずいぶん荒らされておりました。
紫外線
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
一々お前に
逆
(
さか
)
らって済まねえが、——今朝っから
気色
(
きしょく
)
の悪いことが続くんだよ、
家主
(
おおや
)
の
親仁
(
おやじ
)
がやって来て、立退く約束で家賃を棒引にした
店子
(
たなこ
)
が、此方の足元を見て、
梃
(
てこ
)
でも動かねえから
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「向こうに貸家札の張ってある家、
家主
(
おおや
)
様はどこなのでございましょう?」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いつになく裏表の戸が
閉
(
し
)
まっているのを見て、裏の
家主
(
おおや
)
さんに知らせた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「いったいここの
家主
(
おおや
)
さんはどちらですい」
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
家主
(
おおや
)
の金井が飛びこんできたとき
虹の橋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
家主
(
おおや
)
さんへ行って、火鉢を二つ三つと、帳場で使う当り箱と、掛物を
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その
中
(
うち
)
に
家主
(
おおや
)
さんの養鶏所から
鶏
(
とり
)
の
啼
(
な
)
き声が二三度きこえたように思いましたが、それでも、そんな恐しい夢が、あとからあとからハッキリと見えて来ますので、どうしても醒める事ができません。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
家主
(
おおや
)
さんに、そう言ってくら」
虹の橋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“家主(
借家
)”の解説
借家(しゃくや)とは、借りた状態の住宅のこと。物件の所有者である家主(やぬし)から見た場合は貸家(かしや)という。
通常、借り手は物件の所有者に賃料(家賃)を支払う。
なお、「借家権」については、借地借家法が適用される建物の賃借権を指すもので、本項目の対象となる建物とは、範囲が大幅に異なる。
(出典:Wikipedia)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“家主”で始まる語句
家主中
家主抔
家主方
家主様
家主惣兵衞店