宵寐よひね)” の例文
宵寐よひねをするにもあまはやい、一風呂ひとふろびたあと……を、ぶらりと二人連ふたりづれ山路やまみちたのが、ちやうど……きつねあなにはあかりかぬが、さるみせにはともしび時分じぶんなにとなくうすさむい、其処等そこらかすみ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
正月や宵寐よひねの町を風のこゑ
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)