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宗門
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しゅうもん
ふりがな文庫
“
宗門
(
しゅうもん
)” の例文
宗門
(
しゅうもん
)
の身のあるところ、
隙
(
すき
)
さえあれば、火の手をあげて、反信長の兵乱を起している現状では、なおさらのことではありませんか。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この理由は私の決心をするのに一つの補助をなしたもので、その実私は二十五歳で
出家
(
しゅっけ
)
してから、寺や
宗門
(
しゅうもん
)
の事務の為に充分仏道を専修することが出来なかった。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
呂宋から
柬埔塞
(
カンボチヤ
)
の町々を七年がかりで探し歩いたが、その結末は面白いというようなものではなく、そのうえ、帰国後、
宗門
(
しゅうもん
)
の取調べで、あやうく火
焙
(
あぶ
)
りになるところだった。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
つまり、昔のは、父母兄弟でありましょうとも、案内人が有りましょうとも無かりましょうとも、いったん寺へ入ったものには面会を許さないという、
宗門
(
しゅうもん
)
の
掟
(
おきて
)
なのでございましたそうです。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
……
萬
(
まん
)
一、
此
(
この
)
藥
(
くすり
)
が
毒藥
(
どくやく
)
であったら? ロミオどのと
縁組
(
えんぐみ
)
させておきながら、
此
(
こ
)
の
婚禮
(
こんれい
)
をさすときは、
宗門
(
しゅうもん
)
の
恥
(
はぢ
)
となるによって、それで
予
(
わし
)
を
殺
(
ころ
)
さうといふ
深
(
ふか
)
い
陰謀
(
たくみ
)
の
毒藥
(
どくやく
)
ではあるまいものでもない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
「おさない
姫
(
ひめ
)
たちが、このあいだから
風邪
(
かぜ
)
に
悩
(
なや
)
んでいる。奥もきょうはそれで
祈祷
(
いのり
)
にまいった。アレは昔からその
宗門
(
しゅうもん
)
でもあった」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
伊勢、江州、北陸、諸国に
蜂起
(
ほうき
)
しては彼を苦しめた
宗門
(
しゅうもん
)
の
一揆
(
いっき
)
はたしかにそれだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「邪教
風
(
かぜ
)
は
禁物
(
きんもつ
)
な当今、かりにも切支丹屋敷の付近を、尾州家の者がウロついていたなどと風聞されては困る、第一、
宗門
(
しゅうもん
)
役人が寄せつけまい。それよりは、この万太郎に一策があるがどうじゃ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“宗門”の意味
《名詞》
宗門(しゅうもん)
宗旨。宗派。
(出典:Wiktionary)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“宗門”で始まる語句
宗門神
宗門方
宗門牢
宗門名誉
宗門奉行
宗門御抱老女
宗門無尽燈論