“しゅうもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗門87.5%
鷲門12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂宋から柬埔塞カンボチヤの町々を七年がかりで探し歩いたが、その結末は面白いというようなものではなく、そのうえ、帰国後、宗門しゅうもんの取調べで、あやうく火あぶりになるところだった。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
つまり、昔のは、父母兄弟でありましょうとも、案内人が有りましょうとも無かりましょうとも、いったん寺へ入ったものには面会を許さないという、宗門しゅうもんおきてなのでございましたそうです。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
村上函峰は安政の頃より毅堂に従って業を受けた人で、鷲門しゅうもん第一の学者である。その著『函峰文鈔』三巻の初に掲げられた自序に曰く
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)