安息あんそく)” の例文
普通ふつういねこなら、ぜいたくでもなんでもないのだが、二ひきには、ゆるされぬのぞみでありました。わずかばかりの安息あんそくが、おそろしいむくいで、仕返しかえしされねばならなかったのです。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
こひしいおひと、さよなら! このこひつぼみは、皐月さつきかぜそだてられて、またふまでにはうつくしうくであらう。さよなら/\! おまへむねにもわしむねにも、なつかしい安息あんそく宿やどりますやう!
睡眠ねむり安息あんそくだ。自分じぶんねむることがなによりきである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
まめやかに安息あんそくの日をぐは
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)