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安倍貞任
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あべのさだとう
ふりがな文庫
“
安倍貞任
(
あべのさだとう
)” の例文
大きくなって、
義家
(
よしいえ
)
はおとうさんの
頼義
(
よりよし
)
について、
奥州
(
おうしゅう
)
の
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
という
兄弟
(
きょうだい
)
の
荒
(
あら
)
えびすを
征伐
(
せいばつ
)
に行きました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それは
衣川
(
ころもがわ
)
の役を主題としたもので、源義家と
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
とが戦中に立て引きをする処、……例の、衣の
楯
(
たて
)
はほころびにけりという歌の所であります。
幕末維新懐古談:78 谷中時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「
袖萩祭文
(
そではぎさいもん
)
」という芝居の中に、桂中納言に化けて出た
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
が、花道の中ほどで、引き抜きになり、「奥州のあらゑびす」と威張るところがある。
随筆銭形平次:07 ペンネーム由来記
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
正しい記録では『
水左記
(
すいさき
)
』の康平六年二月十六日の条に、
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
以下の首級を都に渡して、西獄の𬄚の木に
梟
(
さら
)
したとあるそうである(古名録巻二九)。
アテヌキという地名
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
奥州の
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
を捕虜として殿上人が庭へすえたとき、梅の花を示して「これはなんという花か知っているか」とたずね、かえって貞任から「わが国の梅の花とは思えども——」と
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ここには今でも
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
の母住めりと言い伝う。
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
るべき夕方など、
岩屋
(
いわや
)
の
扉
(
とびら
)
を
鎖
(
とざ
)
す音聞ゆという。小国、
附馬牛
(
つくもうし
)
の人々は、安倍ヶ城の
錠
(
じょう
)
の音がする、
明日
(
あす
)
は雨ならんなどいう。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
倍
常用漢字
小3
部首:⼈
10画
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
任
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
“安倍”で始まる語句
安倍
安倍能成
安倍晴明
安倍川
安倍泰親
安倍仲麿
安倍館
安倍氏
安倍牟
安倍郡