旧字:嫌氣
そうしなければ、その女に自分らの客をとられてしまってやって行けなかったのかも知れぬが、とにかく、蝶子はぞっと嫌気がさした。
年少の「野蛮人」たるクリストフは、それを半ばしか味わうことができなかった。ことに劇の全体には、詩には、嫌気を催させられた。
姉の方は女子供ばかりで心細がっているし、私の方は南京虫で嫌気がさしているので、急にこういう相談が出来たのである。
と、嫌気がさして来ると共に、急にその小六の仲間からも、この城下からも、逃げ出したくなった。
こせこせした日本人に嫌気がさし、日本人を廃業して中国人になり切り、南シナ海からマレー、インドの方までもこの船一つを資本として、きのうは東に、きょうは西にと
“嫌気”の意味
《名詞1》
酸素のある環境に弱く生存できないこと。
反応などが酸素を介在しないですすむこと。
《名詞2》
あきあきして気が進まない気持ち。
相場で、値動きが思うとおりにならなかったり悪い情報が出たりして、先行きを悲観すること。
(出典:Wiktionary)
《名詞2》
(出典:Wiktionary)
“嫌気(嫌気的)”の解説
嫌気的(けんきてき ドイツ語anaerob)とは、生物が関わる現象で、酸素の介在を伴わないこと。あるいは酸素のない状態でのみ生じること。酸素のない条件というのは、身近にも結構あるもので、たとえば土壌内部、汚泥、腸内など、光合成が行われず、有機物の蓄積の多い環境では、酸素がその分解に使われるため、遊離した酸素がほとんどなくなる。そのような場では生物は酸素を使わずに様々な活動を行うので、その生活や様々な活動はすべて嫌気的に行われる。
また、生命の歴史を考えると、地球に生命が生じた頃には、地上には酸素はなかったものと考えられ、生命の進化の初期はすべて嫌気的条件下であったと推察される。
(出典:Wikipedia)
また、生命の歴史を考えると、地球に生命が生じた頃には、地上には酸素はなかったものと考えられ、生命の進化の初期はすべて嫌気的条件下であったと推察される。
(出典:Wikipedia)