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妖麗
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ようれい
ふりがな文庫
“
妖麗
(
ようれい
)” の例文
何か魔物めいた
妖麗
(
ようれい
)
さが附き
纏
(
まと
)
っているように思えて、彼は我が眼を疑いながら、
左右
(
さう
)
なく近寄ろうともせず、遠くから眺め渡していた。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
妖麗
(
ようれい
)
な
夜霞
(
よがすみ
)
をふいて、
三方
(
みかた
)
ヶ
原
(
はら
)
の
野末
(
のずえ
)
から
卵黄色
(
らんこうしょく
)
な
夕月
(
ゆうづき
)
がのっとあがった。
都田川
(
みやこだがわ
)
のながれは
刻々
(
こっこく
)
に水の色を
研
(
と
)
ぎかえてくる、——
藍
(
あい
)
、黒、金、
銀波
(
ぎんぱ
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十九世紀末のフランス的な、最も
妖麗
(
ようれい
)
な、最も
頽廃
(
たいはい
)
的な美を持った歌劇を書いた作曲家である。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
けれども読者の
心目
(
しんもく
)
を
眩惑
(
げんわく
)
するに足る
妖麗
(
ようれい
)
な彼の叙述が、
鈍
(
にぶ
)
い色をした卑しむべき原料から人工的に生れたのだと思うと、それを自分の精神状態に比較するのが急に
厭
(
いや
)
になった。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
玉藻は
妖麗
(
ようれい
)
であった。衣笠は
端麗
(
たんれい
)
であった。千枝太郎はこの相違を比較して考えた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
妖
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“妖”で始まる語句
妖
妖怪
妖精
妖女
妖艶
妖気
妖術
妖怪変化
妖婦
妖魔