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奮戦
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ふんせん
ふりがな文庫
“
奮戦
(
ふんせん
)” の例文
話は遠く日露戦争の昔にさかのぼりますが、河内園長が満州の野に
出征
(
しゅっせい
)
して
軍曹
(
ぐんそう
)
となり、一分隊の兵を率いて例の
沙河
(
さか
)
の
前線
(
ぜんせん
)
、
遼陽
(
りょうよう
)
の戦いに
奮戦
(
ふんせん
)
したときのことです。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この人は幕府の末年に勝氏と意見を
異
(
こと
)
にし、
飽
(
あ
)
くまでも徳川の政府を
維持
(
いじ
)
せんとして力を
尽
(
つく
)
し、政府の軍艦
数艘
(
すうそう
)
を
率
(
ひき
)
いて
箱館
(
はこだて
)
に
脱走
(
だっそう
)
し、西軍に
抗
(
こう
)
して
奮戦
(
ふんせん
)
したれども、ついに
窮
(
きゅう
)
して
降参
(
こうさん
)
したる者なり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
が、それはまだ成功とはいえなかったけれど、白木の
奮戦
(
ふんせん
)
に
護
(
まも
)
られながら、これをくりかえしていくうちに、私は
遂
(
つい
)
に
凱歌
(
がいか
)
をあげたのであった。「海を越えて」の音盤!
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この弾丸というのは、園長が
沙河
(
さか
)
の
大会戦
(
だいかいせん
)
で
奮戦
(
ふんせん
)
の
果
(
はて
)
に身に数発の敵弾をうけ、
後
(
のち
)
に
野戦
(
やせん
)
病院で大手術をうけましたが、遂に抜き出すことの出来なかった
一弾
(
いちだん
)
が身体の中に残りました。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“奮戦”の意味
《名詞》
奮 戦(ふんせん)
気力を奮い起こし戦うこと。
(出典:Wiktionary)
奮
常用漢字
小6
部首:⼤
16画
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
“奮”で始まる語句
奮
奮発
奮迅
奮然
奮闘
奮發
奮励
奮起
奮興
奮鬪