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奮興
ふりがな文庫
“奮興”の読み方と例文
読み方
割合
ふんこう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふんこう
(逆引き)
心が存外たしかであるのに、眼だけが
霞
(
かす
)
んでくる。いくら
瞬
(
まばたき
)
をしても駄目だ。湯の中に
眸
(
ひとみ
)
を
漬
(
つ
)
けてるようだ。くしゃくしゃする。
焦心
(
じれっ
)
たくなる。
癇
(
かん
)
が起る。
奮興
(
ふんこう
)
の度が
烈
(
はげ
)
しくなる。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
奮興
(
ふんこう
)
の極度に達すると、やはり二様の作用が出る訳だが、とくに面白いと思うのはその一つ、——すなわち積極の頂点からとんぼ返りを打って、魂が消極の末端にひょっくり現われる
奇特
(
きどく
)
である。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ちびちびに自己を
奮興
(
ふんこう
)
させた
成行
(
なりゆき
)
に過ぎない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
奮興(ふんこう)の例文をもっと
(1作品)
見る
奮
常用漢字
小6
部首:⼤
16画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
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