“数艘”の読み方と例文
旧字:數艘
読み方割合
すうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四国屋の船から凱歌をあげた数艘すうそう艀舟はしけは、暗い大川を斜めにさかのぼって、安治川屋敷へと櫓韻ろいんをそろえた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この人は幕府の末年に勝氏と意見をことにし、くまでも徳川の政府を維持いじせんとして力をつくし、政府の軍艦数艘すうそうひきいて箱館はこだて脱走だっそうし、西軍にこうして奮戦ふんせんしたれども、ついにきゅうして降参こうさんしたる者なり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)