トップ
>
天野
>
あまの
ふりがな文庫
“
天野
(
あまの
)” の例文
そのあいだに、
天野
(
あまの
)
、
猪子
(
いのこ
)
、
足助
(
あすけ
)
などが、
鉾先
(
ほこさき
)
をそろえてきたため、みすみす
長蛇
(
ちょうだ
)
を
逸
(
いっ
)
しながら、それと戦わねばならなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
少なくともその貯蔵の酒には品質の
高下
(
こうげ
)
があって、奈良とか
河内
(
かわち
)
の
天野
(
あまの
)
とか、
佳
(
よ
)
い酒ができると、その評判が高くなり、人がその名を聴いて飲んでみたがるようになった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
温泉宿は湯屋(
加藤廣吉
(
かとうひろきち
)
)藤屋(
加藤文左衛門
(
かとうぶんざえもん
)
)藤田屋(
加藤林平
(
かとうりんぺい
)
)上野屋(
渡邊定吉
(
わたなべさだきち
)
)伊豆屋(
八龜藤吉
(
やかめとうきち
)
)などで、当今は伊藤周造に
天野
(
あまの
)
某
(
なにがし
)
などいう立派な宿も出来まして
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「おい、
天野
(
あまの
)
、魚を縦に切るやつがあるか。骨などあってもかまわんから、こう横にぶった切って、たたきこんでしまえ。おうい、
瀬川
(
せがわ
)
! 貴様、大根を買いに行くと言って、これは
牛蒡
(
ごぼう
)
ではないか」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「てまえどもでも、その
天野
(
あまの
)
酒を
頒
(
わ
)
けていただき、いってみれば、まあ、その
下請
(
したう
)
けの
販
(
ひさ
)
ぎ
屋
(
や
)
でございますが」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
しかもその酒がいつでも有ったわけでなく、造り酒屋の一般になったのは、京都附近ですら足利期の中頃、それも奈良とか
河内
(
かわち
)
の
天野
(
あまの
)
とかの、おかしな話だが御寺から譲ってもらうものになっていた。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
また
某
(
それがし
)
は、
佐分利
(
さぶり
)
五郎次でござる、すでにごぞんじであろうが、ざんねんながら、
伊那丸与党
(
いなまるよとう
)
の
奸計
(
かんけい
)
にかかり、主君の
梅雪
(
ばいせつ
)
は
討
(
う
)
たれ、われわれ四
天王
(
てんのう
)
のうちたる
天野
(
あまの
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天子
(
てんし
)
ヶ
岳
(
たけ
)
のふもとから、南すそのへかけて、まんまんと陣取ったるが本陣と思われまする。オオ、しかも、その
旗印
(
はたじるし
)
は、
徳川方
(
とくがわがた
)
の
譜代
(
ふだい
)
、
天野
(
あまの
)
、
内藤
(
ないとう
)
、
加賀爪
(
かがづめ
)
、
亀井
(
かめい
)
、
高力
(
こうりき
)
などの面々
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“天野”で始まる語句
天野刑部
天野山
天野郷
天野沢
天野勇一
天野為之
天野政徳
天野信景
天野貞祐
天野北山