天神あまつかみ)” の例文
稲飯命は「あゝ、わが父祖は天神あまつかみ、わが母は海神わたつみのかみであるのに、何故にかくも我を陸でも苦しめ、海でも苦しめるのであるか。」
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
皇子みこたち共にこたへていはく、理実ことわり灼然いやちこなり。則ち草壁皇子尊づ進みて盟ひていはく、天神あまつかみ地祇くにつかみ、及び天皇すめらみことあきらめたまへ、おのれ兄弟長幼、あはせて十余のみこおのおの異腹ことはらよりづ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
天津神の教によりて天神あまつかみ地祇くにつかみを崇祭し給い、その位に橿原宮にき給うや、また天神・地祇を宮中に祭り奉り、特に天津神の代表者と仰ぎ奉るべき天照大神と、大地主神おおとこつかさのかみなる倭大国魂神やまとのくにみたまのかみとを
ああわが祖は天神あまつかみ母は海神なるにいかで我を陸にも海にも厄するかと言いおわって剣を抜きて海に入り鋤持神さひもちのかみとなるとある、この鋤の字を佐比とむ事『古事記伝』ではつまびらかならず、予種々考えあり