“天神山”の読み方と例文
読み方割合
てんじんやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チャーレを千島禮三ちしまれいぞうという金森家の御納戸役おなんどやくにいたし、巴里パリーの都が江戸の世界、カライの港が相州浦賀で、倫敦ロンドン上総かずさ天神山てんじんやま、鉄道は朝船あさふね夕船ゆうふねに成っておりますだけで
僕が天神山てんじんやまの眺望絶佳な高台に居を占めたのも、詩が出来るのも童謡を作ることも、女の子が生れた時に紫の鳩が来たことも、みんな神の恩寵が君の上にあるのだ、恵まれている。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
それでも幕府のきびしい命令を拒みかねて、同藩では天龍川の両岸に出兵したが、浪士らの押し寄せて来たと聞いた時は指揮官はにわかに平出ひらでの陣地を撤退して天神山てんじんやまという方へ引き揚げた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)