“大湯呑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほゆのみ50.0%
おおゆのみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくらにつてはるいことかとはれるに、いゑ貴君あなたにはきいいたゞきたいのでござんす、ふとまをしますからおどろいてはいけませぬと嫣然につこりとして、大湯呑おほゆのみとりよせて二三ばいいきをもつかざりき。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まあなにから申さうむねがもめてくちかれぬとてまたもや大湯呑おほゆのみことさかんなり。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
少女の給仕が、ふちのかけた大湯呑おおゆのみに、げんのしょうこをせんじた代用茶を入れてほのぼのと湯気だったのを盆にのせ、それを目よりも上に高く捧げて持って来た。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)