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たいしよ
ふりがな文庫
“
大書
(
たいしよ
)” の例文
そこには、宣戰の
大書
(
たいしよ
)
した張紙と、それはうろ覺えだが、召集の心得が赤インキで上に線がして貼つてあつたかと思ふ。
日本橋あたり
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
やがて此
店
(
みせ
)
をいたす時あんどんを持きたりて字をこひしゆゑ、
余
(
よ
)
がをさなき時天麩羅と
大書
(
たいしよ
)
して与へしに此てんぷら一ツ四銭にて毎夜うりきるゝ程なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
間に合せに出した
白旗
(
はくき
)
もあるが、二つ
巴
(
どもゑ
)
に五
色
(
しき
)
で九曜の星を
取
(
とり
)
巻かせたり、「
我漢復振
(
わがかんまたふるふ
)
」などと
大書
(
たいしよ
)
したりしたものもある。
申報
(
しんぱう
)
の号外を子供が売つて歩く。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
『こゝに
一人
(
ひとり
)
の
少女
(
せうぢよ
)
あり、
其名
(
そのな
)
を
絹
(
きぬ
)
といふ』と
僕
(
ぼく
)
は
小説批評家
(
せうせつひゝやうか
)
への
面當
(
つらあて
)
に
今
(
いま
)
一
度
(
ど
)
特筆
(
とくひつ
)
大書
(
たいしよ
)
する。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
やがて此
店
(
みせ
)
をいたす時あんどんを持きたりて字をこひしゆゑ、
余
(
よ
)
がをさなき時天麩羅と
大書
(
たいしよ
)
して与へしに此てんぷら一ツ四銭にて毎夜うりきるゝ程なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
広東
(
カントン
)
が独立して以来
俄
(
にはか
)
に断髪者が殖えたので
剪髪
(
せんぱつ
)
店が大繁昌である。
其
(
その
)
店頭の旗に「
漢興剪髪
(
かんおこるはつをきれ
)
」などと
大書
(
たいしよ
)
して居る。日本人の在住者は醜業婦を加へて
纔
(
わづか
)
に一千足らずである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
いかにも大寺にて祈祷の二字を
大書
(
たいしよ
)
したる
竪額
(
たてがく
)
は 順徳院の
震筆
(
しんひつ
)
なりとぞ。(佐渡へ遷幸のときの震筆なるべし)門前に
直江
(
なほえ
)
山城守の
制札
(
せいさつ
)
あり、
放火
(
はうくわ
)
私伐
(
しばつ
)
を
禁
(
きん
)
ずるの文なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
いかにも大寺にて祈祷の二字を
大書
(
たいしよ
)
したる
竪額
(
たてがく
)
は 順徳院の
震筆
(
しんひつ
)
なりとぞ。(佐渡へ遷幸のときの震筆なるべし)門前に
直江
(
なほえ
)
山城守の
制札
(
せいさつ
)
あり、
放火
(
はうくわ
)
私伐
(
しばつ
)
を
禁
(
きん
)
ずるの文なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“大書”の意味
《名詞》
大書(たいしょ)
大きく文字を書くこと。
文意を強調して書くこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“大書”で始まる語句
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