“大書棚”の読み方と例文
読み方割合
おおしょだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金のメダルと共にさびくれ銭をも並べる公平無私な大書棚おおしょだなのうちに、すなわち文学といわるる大書棚のうちに、正当な場所を有するのである。
そうしてその入口の両側には、見上げるような大書棚おおしょだなが、何段となく古ぼけた背皮を並べて、まるで学問の守備でもしているとりでのような感を与えていた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)