“大奉書”の読み方と例文
読み方割合
おおぼうしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番頭「大奉書おおぼうしょは一枚三銭で」書生「水引みずひきの一番大きいのは」番頭「一本二銭で」書生「一尺もあるような大熨斗おおのしは」番頭「一つ一銭五厘で」書生
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そのまた棺の前の机には造花のはすの花のほのめいたり、蝋燭ろうそくほのおなびいたりする中に勲章の箱なども飾ってある。校長は棺に一礼したのち、左の手にたずさえていた大奉書おおぼうしょ弔辞ちょうじを繰りひろげた。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)